身長を伸ばすために必要なこと|ジュニアアスリートに多い“エネルギー不足“とカルシウム

「牛乳をたくさん飲ませれば身長が伸びる」
「身長を伸ばすサプリを飲ませたい」——

そういった相談を受けることがあります。

気持ちはよくわかりますが、身長を伸ばす仕組みはそれほど単純ではありません。


目次

単体の栄養素では身長は伸びない

骨が伸びるためには、カルシウムだけでなく複数の栄養素が連動して働く必要があります。

骨の成長に関わる主な栄養素:
・タンパク質(骨の土台となるコラーゲンの材料)
・カルシウム(骨の硬さをつくる)
・リン・マグネシウム(カルシウムと連動して骨を構成する)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)
・ビタミンC(コラーゲン合成に必要)
・ビタミンB6・B12・葉酸(細胞の成長・分裂に関わる)

カルシウムのサプリだけ飲んでも、タンパク質やビタミンDが不足していれば、骨への吸収・利用が滞ります。

特定の栄養素を単体で補おうとするより、食事全体のバランスを整える方が身長への影響は大きいです。


ジュニアアスリートはエネルギーが足りていない

身長を伸ばす以前に、多くのジュニアアスリートが抱えている問題があります。それは慢性的なエネルギー不足です。

成長期のジュニアアスリートには、基礎代謝や生活のためのエネルギーだけでなく、
日常的に体を動かす機会が多く、以下のエネルギーも必要になります。

・成長のためのエネルギー
・通学
・学校体育
・クラブチーム(部活動)

これだけのエネルギーを毎日食事で補わなければなりませんが、意識して食べていない選手の大半は必要量に届いていません。
エネルギーが足りない状態では、せっかくとった栄養素が身長を伸ばすために使われず、日常のエネルギー確保に優先的に消費されてしまいます。

まず土台となるエネルギー量を確保することが、身長を伸ばす食事の前提条件です。


保護者だけが頑張っても限界がある

食事を整えようとするとき、保護者だけが意識を変えても限界があります。
選手本人が「食事は競技パフォーマンスと成長に直結する」と理解しているかどうかが、長期的には最も重要です。

保護者が栄養バランスの整った食事を用意しても、選手本人が食べる量を減らしたり、偏った食べ方をしたりすれば意味がありません。
逆に選手本人が食事の重要性を理解していれば、外食・合宿・遠征先でも自分で選択できるようになります。

身長を伸ばす食事は、保護者が管理するものではなく、選手本人が自分のために選べるようになることがゴールです。


今日から意識してほしいこと

・3食しっかり食べる(食事を抜かない)
・主食(ご飯・パン・麺)を減らさない
・毎食たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)を入れる
・乳製品・小魚・大豆でカルシウムを補う
・野菜・果物でビタミン類を補う
・補食を活用してエネルギー不足を防ぐ

特定の食材やサプリより、この6つを毎日続ける方が成長への影響は大きいです。


お子さんの食事・成長について相談したい方へ

「うちの子がちゃんと食べられているか確認したい」
「成長期の食事を具体的に組み立てたい」
という方に向けて、40分の栄養相談を受け付けています。
お子さまと一緒に栄養指導を受けることも可能です。

現在の食事内容をもとに、競技・成長・体づくりを考えた提案をします。
オンライン対応可。

40分・5,500円(税込)/完全予約制

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次